2013年5月12日 赤錆と赤煉瓦の挽歌
2013年 05月 12日
常滑のやきもの散歩道には、こういう煉瓦積みでできた煙突がたくさんありますね。
補強のために鉄のタガがはまっているのですが、これが長年の風雪にさらされたせいで実に素敵な赤錆状態になっているんであります。
赤煉瓦と赤錆、どちらも「赤」が付いておりますが、華美な雰囲気はまったくありません・・・
でも、どちらも使いこまれた素材のみがもつ本当の美しさに溢れており、いたく写欲を刺激されてしまうのでありました♪
こういう存在感が抜群な被写体は、ちゃらいカメラではその存在感が切り取れません・・・中判フォーマットでポジフィルムがベストですねえ。^^v
ばけぺんで絞りを開いて、「ばしゃこ~ん」と撮ってやりました♪
愛知県常滑市 やきもの散歩道にて
The "Bakepen" Pentax 67
SMC Takumar 67 105mm/F2.4
Fujichrome Provia 100F (RDPIII)
Scanned by Epson GT-X770
長年の風雨と煙にさらされて
ぐっときます(^_^)
この手の耐火煉瓦は量産品ですが、一つ一つ同じ色になっていないところが温かみがありますよね~。焼き物は、その手作り感がいいな~と思います。^o^
さすがはバケペンの開放、目地の細かい凹凸もしっかり拾い上げておりますね~!
構図はですね~、ファインダー覗きながらあーでもないこーでもないとぐるぐるまわし、本人も立ったり座ったりしていくうちに決まります。^^;
そうですね、新建材にはこういう圧倒的な存在感はないですね~。^^;
効率を重視したものは、大切な何かが抜けているような気がします・・・効率が悪くても大切なものがあるほうがええなあ♪
私たちの年齢になってくると、こういうものに親近感を覚えるようになってくる・・・わははは。^^;
ばけぺん、体力のあるうちに使っておかないと。さらに加齢してからだときついですので、いまのうちにおひとつどーぞ♪