2013年9月6日 残暑の廃レール
2013年 09月 06日
デジタル写真ブログでもご紹介した廃線駅、西中金駅の構内に残置されていた廃レールです。
この季節のことですから、しっかりと葛の蔦に絡まれていたのでありました。
残暑らしい雰囲気を出したかったので、シャドウの描写にエネルギーを感じさせるIlford Pan F Plus 50で撮ってみました。
うむ、見事に暑苦しい写真ができあがりましたねえ♪
ネオパン100アクロスの精緻で上品な描写も大好きですが、Pan F Plus 50のノスタルジックで力感みなぎる描写も捨てがたいんであります。^^
愛知県豊田市中金町 名鉄三河線 旧西中金駅にて
Rolleiflex Automat MX
Zeiss-Opton Tessar 75mm/F3.5
Ilford Pan F Plus 50
Scanned by Epson GT-X770
シャドー部分が黒というより漆黒なんであります。
これは、上手く使いこなせると黒顔羊さんのような印象にのころ写真がとれそうです。
一本かってあるんですがねぇ~また、使っておりません...ハハ
私も是非撮ってみたい風景なんです。
Pan F Plus 50の使い方が素晴らしいです。
私はこのフィルムを使いこなせていない事を教えられました。^^;
Ilfordは、昔から黒が粘るし、締りもよくて大好きなフィルムでした。
アクロスに比べると粒状感は出ますが、そこが逆に昔ながらのフィルムらしい楽しいところなんであります♪
Tessar 75mm/f3.5、あまりボケないレンズですが、さすがに近接で絞を開けると中判ならではのボケが出ますね。^^
このカメラには、モダンなIlfod Deltaではなく、ちょっとクラシックな雰囲気のPan F Plus 50とかFP4 Plus 125とかが似合います♪
このフィルム、階調性が良いので、スキャンするときには、シャドウからハイライトまでくまなく拾ってくると「らしく」なります。^^
エプソンのスキャナをプロフェショナルモードにして、スライダをトーンカーブの端から端までを掬うように設定すると良いですよ♪
黒顔羊さんの過去ログをさかのぼってみました。
やはり、アクロス100とは一味違いますね。
確かに、アクロスはどちらかといえば繊細、
Pan F Plus 50は、力強い印象ですね。
白い灯台の写真、いいですね。
モノクロ最高!って叫びたくなります。
ダークシャドウの中に現れるコントラスト!シャドウ部の階調が増えているようにも感じますね!
葛の蔦の葉っぱの葉脈がしっかり描かれております。テッサーの切れのある描写とあいまって、夏の力強さをまざまざと見せ付けているような感じですね~!
このフィルム・・・ん~、まだ使ってないんですよね~。
そうこうしている内に、もう夏も終わってしまい・・・^^;
秋も、大丈夫ですかね?^^;;;
Ilford Pan F Plus 50、クラシックなテイストのモノクロームです、昔ながらの微粒子フィルムで、緻密と言うよりパワフルです。^^
IlfordでもDeltaシリーズになるとモダンで滑らか、アクロスとかコダックT-MAXに似てますが、古めかしいイルフォードの方が好きですよ。^^v
そー、こういう葉っぱの描写が欲しくて、このフィルムを装填しました、意図通りの絵が出てきて嬉しいです♪
そーだねえ、廃駅に出かけると、人工物の弱さがよくわかります・・・自然に飲み込まれていくのがとてもよくわかりますねえ。^^
このフィルム、ISO50と言うことになってますが、実効感度はさらに低いんじゃないかな、適性で撮ってもアンダーになりますから。^^;
ただ、アンダーではあってもシャドウが潰れないという、とんでもない個性を持っております・・・めっちゃエネルギーを感じるフィルムです♪