2013年9月21日 木造の廃線駅舎
2013年 09月 21日
名鉄三河線で廃線となった山線区間の終点、西中金駅の駅舎です。
今はもう駅としての機能は果たしていません。
デジタルのカラーでも撮影しましたが、「一枚の写真」の与える気迫と言う点では、このセピアなモノトーンの写真には敵わないような気がします。
デジタルはもちろん美しいです・・・昨今はダイナミックレンジも大きくなり、数値的な部分では文句のつけようがないと思います。
でも・・・数値に換算できないナニカは・・・写りにくいんじゃないかなあ。
二度と列車のやってこない廃駅の寂しさ・・・もちろん数値化できるようなものではありません。
でも、中判フィルム写真には、そんな悲しみがちゃんと写っているような気がしてならないんです。
長年の風雨にさらされた木の肌だけが持つ朴訥な表情・・・
フィルムによる表現は優しくも懐が深いです。
モダンでもシャープでもなく、ただひたすら不器用です・・・
でも、限りなく愛しい描写です。
この木造の廃駅舎の明日はどうなるのか・・・BGMに、アンドレ・ギャニオン作曲の「明日」を、平原綾香の歌でどうぞ♪
愛知県豊田市 名鉄三河線旧西中金駅にて
Rolleiflex Automat MX
Zeiss-Opton Tessar 75mm/F3.5
Ilford Pan F Plus 50
Scanned by Epson GT-X770
むぅ~!フィルムには何が写っているんでしょうねぇ~?
被写体の持つエネルギー?というか波動?波長?...よくわかりませんが、感情とか力が写っているような気がしています。
フィルムはなくならいでほしいですね!
採算をとるのは難しいんでしょうけどねぇ...
この木肌の表情はフィルムでしか出せないのではないでしょうか?
だからフィルムに惹かれるんですね〜。
私も今年の秋はこんな駅舎を6X6で撮ってみたいです。
そういえば「今度撮ろう・・」思っていた建物が2件も更地にされてしまってガッカリです^^;
「明日は無いものと思え」ですね(笑)
そーいや、昔は心霊写真ってよく撮れたんですが、デジタルになってからは少なくなりましたねえ。^^;;;
人間の気持ちって、フィルムのほうが乗り移りやすかったりして・・・ぞぞぞぞ~。^^;
いや、もう質感の忠実度から言えば、フィルムはデジタルに敵うはずはないんだよな。^^;
でも、柔らかいトーンのモノクロームには想像力を刺激するし、視野の狭まった前期高齢者予備軍には真四角は優しいってのはあるよね。^^;
木肌の表情、忠実度ならデジタルの方がはるかに忠実なんだと思います・・・でもねえ、デジタルはToo Muchなんですよね。^^;
車でも、モダンな燃料噴射の方が早いに決まってるんですが、古臭いキャブレターの方が気持ちが良い、ってのと似てるのかも。^^v
仰るとおり、先日ご紹介頂いたデジタルのお写真とは全く異質ですね~。
廃線の駅舎の物悲しさをひしひしと感じるお写真です。
かつての賑わいが一瞬目に浮かび、そして消えていく・・・。
そんな哀愁を感じますね。
デジタルでは表現できないもの・・・
何なのでしょうね~・・・
フォーマットの差でしょうか・・・?
解像感の差でしょうか・・・?
それとも、やっぱり1枚にかける想いと時間の差でしょうか・・・?
仰るとおり、なんとも言いがたい差があるんですよね~。
そしてその差が何か分からない限り、デジタルで表現できない限り・・・フィルムを使い続けるんだろうな~と思います^^;
あ、その前にフィルムの供給が続く限り!が一番大事でした^^;;;