2015年2月26日 昭和な外壁
2015年 02月 26日
配管が張り巡らされたビルの外壁・・・その表情は一様ではなく、とても味わい深いものがあります。
この壁は、1938(昭和13年)年に完成した高級食材店の老舗、明治屋名古屋栄ストアーさんのビルを西側から見たところです。
地下2階、地上6階の鉄筋コンクリート製で、古き良き時代の雰囲気を湛えたすてきな建物でした。
しかしこの明治屋名古屋栄ストアーさん、実は2014年5月22日をもって閉店し、76年の歴史に幕を下ろしてしまいました。
耐震基準を満たしておらず、賃貸系借契約の期限を迎えたこともあって、建て替えられることになったそうです。
これはその南側の外壁です・・・以前は本屋の丸善があった場所から見たところですが、今や丸善のビルもなくなってしまいました。
味わいのある昭和の建物がどんどんなくなっていくのは寂しいことですね。
せめてまだ外壁が残っているうちに、しっかり記録として撮っておこう・・・そう思って撮ってきました。^^
名古屋市中区栄3丁目2番9号 旧・明治屋名古屋栄ストアーにて
Nikon F3
Ai Nikkor 35mm f/1.4S
Ilford Pan F Plus 50 (EI 25)
Ilford ID-11 (Stock, 4.5 minutes at 20 Deg.C.)
Scanned by Epson GT-X770
Post Processed by Adobe Lightroom 5.7
冒頭のカットは配管が動脈みたいで、“AKIRA”を思い出します。
それにしても、触ると手が切れそうなシャープさがNikonらしくて好きですが、これがデジタルの無機質な硬さとはまた違うんですよね。
ブロック、コンクリート、タイルと色々な外壁材の上をめぐらされた配管、そして、壁の陰影をフィルムがしっかりと捉えていて、凄く臨場感があります・・・
無くなってしまうんですか〜まぁ仕方ないのでしょうが、こうやって姿を残してあげるのって大切な事だと思います。
↓そうでした!絵馬ちゃんと羊の居ましたね(汗)
デジタルで徹底しているな〜と関心していたのに、申し訳ありませんでしたm(__)m
このレイアウトの美しさ、たまりませんね~!
こういう昭和なビルがどんどんなくなっていくのは、実に悲しいですね。
耐震設計基準の問題もありますので、古い建物は改築、もしくは解体されていってしまうのでしょうね。
早めに撮りとめておかなければ、あっという間になくなってしまいそうです。
その上をうにょうにょと這う配管は絶品です(^^)v
そうなんですよね~、耐震ほにゃららとやらで古い建物が軒並み消えていっております。
私も出来るだけ記録しておこうと思っております。
Pan F Plus 50 ならではのシャドウがカッチョイイ~♪
なるほど~、AKIRAですか~、大友さんのアレですね、サイバーな雰囲気が似てるかも、です。^^
Ai Nikkorはどれもキレが良いですね~、今のAFレンズにはないナニカがあるような気がします♪
古い建物には空調だとかの配管が通せないので、こういう後付けになるんでしょうねえ、それがそそるんですけどね。^^
こういうテクスチャはデジタルで撮るとフラットになってしまうんですが、フィルムだと立体的に写るのが不思議です♪
この壁を見たとき、もう自動的にナナメッてましたねえ・・・性格が歪んでるんでしょうか。^^;
はい、このあとにはめっちゃモダンなビルが建つ予感がしております・・・再開発だそうです。^^;;;
わはは、配管うにょうにょフェチな人にはたまらない外壁だったのだ~♪
阪神淡路大震災以降、耐震設計基準を満たしていない建物はどんどんなくなっていきますね・・・頑張って写真を撮らんといかんですね。^^
古い建物の外壁って、めっちゃ表情が豊かなんですよね~、そこを縫うように張り巡らされた配管、萌えますわ~♪
Ilford Pan F Plus、EI25で撮るとさらに質感描写が見事ですね~、いまどきのフィルムには出せない何かがあります。^^v
やはり安全性ってことを言われると、古い建物は立つ瀬がないんでしょうね・・・寂しいですが。^^
Ilfordのフィルム、昔ながらの白黒フィルムの良さがありますねえ、ネオパン・アクロスやコダックTMXとは違う、ノスタルジーを感じます。