2016年8月4日 影の中の太陽
2016年 08月 04日
せっかくの低感度で滑らかなRollei RPX 25を入れたので、輝度差の激しい被写体を撮ってみました。
夏の街路樹にまとわりつく光蜥蜴さんですね。
街路樹の落とす影の中には、壁面の金属に反射する太陽も写し込んであります。
相当な輝度差がありますが、この低感度フィルムはディーペストシャドウからハイエストライトまで、満遍なく描いてくれました。
ううむ、Rollei RPX 25、恐るべし。^^
ちなみに一枚目の写真は、2400dpiでスキャンしておりますので、5181 x 5181, 約2700万画素あります。
二枚目は、太陽光を反射する金属部分を、700x700で等倍に切り出したものです。
なかなか緻密でシャープな描写をしてくれているんじゃないでしょうか。
スキャンしたままだとさすがに眠くなるので、シャープネスを少々かけてありますが、粒状が細かく揃っています。
とっても気持ちの良いトーンです♪
Schneider-Kreuznach Xenotar 80mm/F2.8も良いお仕事ぶりなんですが、やはりRollei RPX 25の凄さでしょうね♪
汎用現像薬のD-76でこれですから、超微粒子現像薬のIlford Perceptolあたりで現像したら、さらに凄いんでしょうねえ。^^
名古屋市中区栄にて
Rolleiflex 2.8C
Schneider-Kreuznach Xenotar 80mm/F2.8
Rollei RPX 25 (EI 25)
Naniwa ND76 (Diluted in 1:1, 8 min. at 20 deg. C)
Scanned by Epson GT-X770
Post Processed by Adobe Lightroom CC
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こういうのを見ると、写真は、特にモノクロではヒカリトカゲが重要なものだということが解ります。
どちらか一方しか望めなかったら、よほどアクセントがない限りノッペラボウ写真になってしまいそうですね。
どう表現してよろしいのかわかりませんが・・・。
そうですねえ、白黒写真は色がないので、光と影が命ですね。^^
逆にコントラストが低い被写体は苦労しますね・・・あの手、この手で苦し紛れにいじってしまいます。^^;
白黒写真の場合、やはりフィルムの方が自然に見えますねえ、デジタルはコントラストが強すぎます。
特にハイライトはまるで勝負になりません・・・フィルムは鬼のように粘りますからねえ♪
映り込んだ木の葉も、見事に解像しておりますね~♪
そして、それがシルエットのみならず、葉っぱの透過光も描写されてますね~。
このトーン、魅力的ですね~! これは、是非使って見なくては!v^^
それにしても、このシーン、素敵ですね~!
葉っぱの実像と映り込み、そして影とその主である太陽・・・全部入りでございますね~!
とても得した気分になるのでございます~v^^
いや~、Rollei RPX 25、やるもんです、腰が抜けそうになりましたよ、このクォリティ♪
同じ低感度フィルムでもADOX CMS20 IIとはまるで異なる個性です・・・どっちも面白いんだけどね。^^
そして、このフィルムのお仕事ぶりも見事です。
ディーペストシャドウからハイエストライトまで、ほんとうにしっかりと写っております。
使ってみたくなるフィルムですね~(^^)v