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2015年4月23日 東西をつなぐ塔
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賑やかな街燈を載せた石造りの重厚な橋・・・今の建築物にはない、味わい深い眺めであります。
ここは名古屋駅の南東、JR山王駅近くの橋の上です・・・その向こうにそびえる塔は何かというと・・・

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松重閘門の閘門開閉用の塔ですね。
この閘門は、名古屋市内を南北に流れる堀川と中川運河の連絡を図るために作られました。
堀川と中川運河では、堀川の水位が約1m高いため、パナマ運河と同様の閘門による水位調節を行う事が必要となり、1930年(昭和5年)に建設を開始、1932年(昭和7年)から供用が開始されたものです。
幅9.1m、全長90.9mの閘門で、最大通行可能船舶重量は60t、通行に要する時間は約20分だったとか。
運用開始時には、「東洋一の大運河」とか「東洋のパナマ運河」とも言われ、名古屋名物の1つだったんだそうです。

水上交通が輸送の主役を担っていた時代は松重閘門を利用する船も多かったそうですが、自動車輸送に物流の中心が移行すると閘門の必要性も減少し、1968年(昭和43年)に閉鎖、1976年(昭和51年)に公用廃止となりました。

この松重閘門の塔は高さ21mで、東西に2対、合計4本の尖塔があります。
これらの尖塔は閘門を区切る鉄扉を動かす錘を上下させるためのものだったそうで、扉式の閘門が多い日本では珍しい形式だそうです。
昭和ひとけた生まれの塔ですから、もう80歳以上・・・でも、その存在感はいまだに素敵ですねえ♪

名古屋市中川区 松重閘門にて
Nikon F3
Ai Nikkor 50mm f/1.8S
Ilford Pan F Plus 50 (EI 50)
Ilford ID-11 (Stock, 7.75 minutes at 20 Deg.C.)
Scanned by Epson GT-X770
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by noblivion | 2015-04-23 05:00 | Old Buildings | Comments(8)
2015年4月20日 都会で咆哮するバリ神像
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これ、名古屋の納屋橋にあるバリ・レストランの前で撮りました。
背景がごちゃらけて何がなんだかよくわからないかもしれませんが、これ、木の枝越しに見える都会の風景なんであります。
このAi Nikkor 50mm F1.8Sは、小さなパンケーキレンズで、より明るいAi Nikkor 55mm F1.2より1段暗く、あまりボケません。
とは言え、モノトーンのフィルムで撮るとそれなりにシュールなボケが写ってくれました。^^

ちなみにこれ、36枚目のコマであります。
あと1枚撮ったら巻き上げて現像しよう・・・と思っている時、とりあえず被写体としてはこういうものを選んでしまうことが多いですね。
信楽焼のお狸さまは、今までに何回も36枚目の写真になったことがあるような気がします。^^;
私が前に所属していた写真塾の家元に「狸は撮るな!」と言われましたが、確かにありがちな写真になってしまうのですよねえ。
わかっちゃいるけど、とりあえず撮影完了にしたい・・・ま、これでもいいか・・・ぱからっ。^^;
ま、だいたい私の36枚目はそんなのが多いんですけどね。^^;

名古屋市中区にて
Nikon F3
Ai Nikkor 50mm f/1.8S
Ilford Pan F Plus 50 (EI 50)
Ilford ID-11 (Stock, 7.75 minutes at 20 Deg.C.)
Scanned by Epson GT-X770
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by noblivion | 2015-04-20 05:00 | Still Life | Comments(8)
2015年4月18日 かんこどりのいる菓子問屋街の神社
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この小さな神社は、隅田神社と言います。
名古屋駅の北西、国際センター駅の北の明道町交差点の北西にある神社ですね。

この地域、かつては駄菓子の問屋さんがいっぱい集まっており、昭和40年代ぐらいまでは大いに賑わった場所でした。
その後、お菓子はスーパーやコンビニで買う時代となり、駄菓子屋は流行らなくなってしまいました。
このあたりの駄菓子問屋の多くも、廃業してしまったようです。
とは言え、3枚目の中央菓子卸市場はいまだに現役続行中で、ウィークデイには中で買い物もできるようです。

さて・・・この隅田神社は、その中央菓子卸市場の隣にありました。
間口は一間もないようないたってコンパクトな神社ではありましたが、なにかいわくありげな存在感に満ちた神社でした。
2枚目の鳥の造形、これはいったいなんでしょう・・・狛犬ならぬ狛鶏?・・・でも、太鼓の上に乗っているのが気になります。

興味があったので、調べてみましたよ・・・うむ、この太鼓に乗った鶏さんは、諌鼓鶏(かんこどり)と言うんだそうです。
「かんこどり」と言えば「閑古鳥が鳴く」のアレと同じ読みなんですが、なんぞ関係があるのだろうか・・・
さらに調べてみたら、どうやら「閑古鳥が鳴く」は「諫鼓鳥が鳴く」と書くのがオリジナルだった、という説を見つけました。

中国の古代のいつごろか、王宮の門外に「治世に不満のある者はこれを打つべし」と大書した太鼓が設置されていたことがあったそうです・・・
この太鼓は、「諫(いさ)める鼓」という意味で「諫鼓(かんこ)」と呼ばれていました。

でも、善政により民衆には不平不満はなくなり、この太鼓は打たれることのないまま長期間放置されました。
やがて鶏も恐れることなく太鼓にとまるまることさえできるようになったんだとか・・・
そう言えば太鼓とニワトリ、御神輿にも使われておりますね・・・どうやら「天下泰平」を意味する造形のようです。^^

なるほど・・・この故事から、平穏で静かなことを「諫鼓鳥が鳴く」というようになったのか。
ブログをやっていると、エントリを書くために一円の得にもならないトリビアばかり勉強できますねえ、なはははは。^^;

でも、今は「閑古鳥が啼く」と言えば、違う意味で使われていますよねえ。
元はおめでたいこの鶏の像を置いたがゆえに、駄菓子問屋では閑古鳥が鳴くようになってしまった・・・んなこたあないか。^^;

BGMとして、"Bird"の愛称で呼ばれたJAZZジャイアント、Charlie Parkerの名演、"Bird Of Paradise 1947 on Dial"を貼っておきます。



名古屋市西区にて
Nikon F3
Ai Nikkor 50mm f/1.8S
Ilford Pan F Plus 50 (EI 50)
Ilford ID-11 (Stock, 7.75 minutes at 20 Deg.C.)
Scanned by Epson GT-X770
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by noblivion | 2015-04-18 05:00 | Japanese Landscapes | Comments(8)
2015年4月12日 早春の光を宿す鉄とコンクリ
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早春の光を宿して鈍く輝く有刺鉄線・・・そしてその向こうに見えるのはコンクリ製の構造物・・・
そう、ここは鉄橋なんであります。
即物的と言えば限りなく即物的な被写体ではありますが、こういうものが早春の光を宿しているのを見るのが大好きなんであります。
ま、びょ~きだからしょうがないんですけどね。^^;

名古屋市中川区にて
Nikon F3
Ai Nikkor 50mm f/1.8S
Ilford Pan F Plus 50 (EI 50)
Ilford ID-11 (Stock, 7.75 minutes at 20 Deg.C.)
Scanned by Epson GT-X770
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by noblivion | 2015-04-12 05:00 | Lights & Shadows | Comments(4)
2015年4月4日 甍越しの7つの塔
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名古屋の中川区と中村区の間にかけられた橋の上から見た名古屋駅前の高層ビル群です。
このあたりにはまだ瓦葺きの民家が結構残っており、その新旧のコントラストがなかなか興味深かったです。
それにしても名古屋駅前、またしてもにょきにょきと新しい高層ビルが建ちつつありますねえ・・・今現在、7つの塔が聳え立っております。

画面の一番右側の不思議な形状の建物は、モード学園スパイラルタワーズですね。

その左の背の高いビルは、現在最も高い「ミッドランド スクエア(豊田・毎日ビルディング)」で、247mを誇ります。

その左に見えるツインタワーは、JRセントラルタワーズ・オフィス棟とホテル棟ですが、その間に新たなビルが建築中です。
方角から見て、これはかつての「大名古屋ビルヂング」跡地に建つ新ビルじゃないでしょうか。

また、ツインタワーの左にも新ビルが見えます・・・これはかつての名古屋中央郵便局の跡地に建ちつつあるJPタワーと思われます。

一番左端にある非対称デザインが面白いビルは、名古屋ルーセントタワーですね。

さらに・・・JR東海の「名古屋ターミナルビル」の建て替えも進行中で、ビルの名称は「JRゲートタワー」となるのだとか。
ツインタワーの左下、JPタワーの右下に見えるクレーンがそれじゃないでしょうか。

こうして2017年には、8つのビルがそそり立つことになる・・・う~ん、名古屋駅前、どんどん変貌していきますねえ♪

名古屋市中村区、中川区にて
Nikon F3
Ai Nikkor 50mm f/1.8S
Ilford Pan F Plus 50 (EI 50)
Ilford ID-11 (Stock, 7.75 minutes at 20 Deg.C.)
Scanned by Epson GT-X770
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by noblivion | 2015-04-04 05:00 | Japanese Landscapes | Comments(8)
2015年4月2日 日常の崩壊行程
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名古屋の古い町並みを歩くと時々、こういう古い家が崩壊しつつあるのに出くわします。
おそらく、もう住む人もいなくなってしまってこうなったんだと思いますが・・・それにして荒れ果てていました。
かつてはそこで営まれたであろう日常を考えると、胸がいたくなってきます。

名古屋市西区にて
Nikon F3
Ai Nikkor 50mm f/1.8S
Ilford Pan F Plus 50 (EI 50)
Ilford ID-11 (Stock, 7.75 minutes at 20 Deg.C.)
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by noblivion | 2015-04-02 05:00 | Rusty Scene | Comments(10)
2015年3月31日 物干台の上での狸と雨傘の偶発的な出会い
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古い店先の物干し台にひっかけられた折畳傘と狸が付いたキーホルダー・・・
う~ん、思わずシュルレアリストの本家本元、ロートレアモンの有名なせりふを思い出しました。
「解剖台の上でのミシンと雨傘との偶発的な出会い」って言う、アレですね。
なので、この写真のタイトルはおのずと決まってしまいました・・・「物干台の上での狸と雨傘の偶発的な出会い」なんであります♪
誰かが置き忘れたんでしょうか・・・放置されてかなりになりそうな印象です。

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この雨傘と狸のキーホルダーが置かれていたのは、こんな味わい深い和風の商店建築でした。
うむ~、昔の商店の玄関に置き去りにされた傘と狸・・・ますますシュールなんであります・・・ん?置き去りにされた・・・Left Aloneか・・・^^;
お~し、とってもシュールなEric Dolphyの”Left Alone"でもBGMにどうぞ~♪(って、むりくりだなあ。^^;)



"Left Alone"と言えば、Billy Holidayの専属ピアニストだったMal Waldronが、彼女の死を悼んで作曲した楽曲が有名ですね。
オリジナルでのJackie McLeanのアルト・サックスは、胸の奥の柔らかいところに突き刺さる名演でしたが、ここでのドルフィーのフルートもアブストラクトな美しさに満ちているように感じます。

名古屋市中川区にて
Nikon F3
Ai Nikkor 50mm f/1.8S
Ilford Pan F Plus 50 (EI 50)
Ilford ID-11 (Stock, 7.75 minutes at 20 Deg.C.)
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by noblivion | 2015-03-31 05:00 | Still Life | Comments(8)
2015年3月27日 マトリックス上の邂逅
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先週日曜日の「Nikon F3 Ai Nikkor 50mm F1.8S一本勝負」の際、あおなみ線の「ささしまライブ駅」にも立ち寄ってみました。
ここ、昔は貨物専用駅の旧・笹島駅があった場所ですね。
都会の真ん中とは思えない荒涼とした風景の場所でしたが、昨今は再開発されつつあり、新駅もできた、ということらしいです。

そこのペデストリアンデッキから下の広場を見ると、敷き詰められたタイルの正方形がMatrixに見えました。
Matrixと言っても、映画のアレではなく、升目を使った比較表です。
私が昔、外資系会社のマーケティング部門で働いていた時、MS Power Pointで、プレゼン・スライドをよく作っていました。
そのとき、"Pros & Cons(メリット&デメリット)"などをまとめるのに、このMatrixをよく使いました。
ちなみに、米語での発音は「まとりっくす」ではなく、「めいとりっくす(め、にアクセント)」なんであります♪

このメイトリックスっぽいタイルは面白いなあ、どうやって構図しようかなあ、と考えあぐねていたら・・・
画面の上下から男女が真ん中めがけて歩いていくではないですか・・・うぉぉぉ、写真の神様、ありがと~、パカラッ♪
と言うわけで、タイトル通りのベタな作品ができあがりました。
あと0.5秒ぐらい待った方が良かったかもしれませんが、こういう一期一会的写真は、フィルム機で撮るほうが集中力は高まりますね。^^;

さて、MatrixにふさわしいBGMと言えば・・・そう、Chick Coreaの"Matrix"をどうぞ♪



これ、チック・コリアのデビューアルバム、"Now He Sings, Now He Sobs"(1968)の一曲です。
これを初めて聴いた時にはぶっとびましたねえ・・・「う~む、12小節のブルースでもこんなにモダンに成り得るのか・・・」って。^^

ちなみに、ここでドラムスを叩いているRoy Haynesは、ビバップの創始者Charlie Parkerと共演経験のある大ベテランです。
ロイは歳の割にはセンスが若く、バードと共演した以外にも、John Coltraneとも一緒にやっております。
ここでも、チック・コリアやミロスラフ・ヴィトウスと言う若手に勝るとも劣らない若々しいプレイを聞かせてくれています。

さらにおそろしいことに・・・このロイ・ヘインズ、先日90歳の誕生日を迎えてもなお、現役のドラマーを続行中だそうです。^^;
もうこうなりゃ100歳まで現役でやって欲しいんであります♪

名古屋市中村区平池町四丁目 ささしまライブ駅にて
Nikon F3
Ai Nikkor 50mm f/1.8S
Ilford Pan F Plus 50 (EI 50)
Ilford ID-11 (Stock, 7.75 minutes at 20 Deg.C.)
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by noblivion | 2015-03-27 05:00 | Snap Shooting | Comments(8)
2015年3月26日 早春を駆ける
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昨日の製材所の写真は、先週日曜日の「Nikon F3 Ai Nikkor 50mm F1.8S一本勝負」の際の、最初の4カットでした。
で、今日のこの2枚は、34枚目と35枚目なんであります。^^
ちなみに36枚目は・・・例によってフィルム消化に特化した脱力系な写真を撮ってしまいましたとさ・・・そのうち紹介します。(泣)

さて一枚目は、堀川沿いの四間道(しけみち)に残る古い土蔵の前を走り去る気合の入ったサイクリストさんの自転車です。
そして二枚目は・・・その下流にかかる桜橋を走り去るスプリングコートのおねえさんの乗る自転車です。
歩いて数分の距離なんですが、眺めはずいぶん違います・・・でも、どちらも早春の爽やかな雰囲気が漂っておりましたねえ♪

名古屋市中区にて
Nikon F3
Ai Nikkor 50mm f/1.8S
Ilford Pan F Plus 50 (EI 50)
Ilford ID-11 (Stock, 7.75 minutes at 20 Deg.C.)
Scanned by Epson GT-X770
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by noblivion | 2015-03-26 05:00 | Snap Shooting | Comments(8)
2015年3月25日 ぬくもりのある製材所
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先日、デジタル写真ブログの方でご紹介した運河沿いの製材所、今回はフィルムバージョンでお届けします。
この日はお天気が良かったので、名古屋市内でもあまり出かけたことのない地域を散歩しようと思ったんであります。

で・・・なるべくなら、私の大好きな赤錆遭遇率の高そうなところを選んでみようと。^^;
なんとなく堀川や中川運河などのあたりには、そういう風景があるんじゃないかな・・・と思ってやってきたんですが、ピンポ~ンでした♪

この日は、Nikon F3にIlford Pan F Plus 50を詰めて、1日で36枚、撮りきるつもりで出かけて来ました。
このフィルム、シャドウ側のトーンが豊富で、「昔臭い白黒フィルム」です・・・モダンなNeopan AcrosやKodak T-MAXとは違う個性ですね。

前回F3で撮ったときは、F1.2のレンズを使いたかったのでEI25まで減感しましたが、今回はAi Nikkor 50mm f/1.8Sの一本勝負だったので、公称値通りのEI50で撮りました。
EI25でもEI50でも、あまり印象は変わらないです・・・相変わらずウォームで良いトーンなんでありました♪

名古屋市中区にて
Nikon F3
Ai Nikkor 50mm f/1.8S
Ilford Pan F Plus 50 (EI 50)
Ilford ID-11 (Stock, 7.75 minutes at 20 Deg.C.)
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by noblivion | 2015-03-25 05:00 | Japanese Landscapes | Comments(8)