2009年5月17日 ある医者の肖像
2009年 05月 17日
先日、シルバー・プレートのアルト・サックスを引取りに行った際に、預け先であるK医院の医師、K君のポートレートを撮らせてもらいました。
彼の医院は名古屋の古い住宅街にあり、待合室ではオーセンティックな名古屋弁が飛び交っていて、とてもグルーヴィです。
「こんだのちょうねぇあけぇあちょうはよぉ、しゃけぇあとうのえれぁさまだったひとだでよぉ」「ほーきゃ、それぁどえれぇあもんだなも」
標準語訳:「今度の町内会長は社会党の偉い人だったんですよ」「そうですか、それはすごいですね」
もちろん、医師のK君も診察室ではバリバリの名古屋弁で診察をしています。
「せんせ、やっぱやせなかんかね・・・」「あったりみゃあだわ、ほんなもん、こんな血圧でどーしやーす」
標準語訳:「先生、やっぱり痩せなくてはなりませんか・・・」「当たり前です、こんな血圧でどうするんですか」
K君は、古い街並々に住む人々に愛されている、とっても信頼感のあるお医者さんなんですね。
彼と弟のXylocopalと私は高校時代が同級生だったので、フュージョン・バンドの活動を中心に、常にいろんな遊びを一緒にしてきました。
K君は写真も大好きで、下の写真は15年ぐらい前に、一緒に撮影に行ったときの記念写真です。彼の持ってきたカメラは大判のトヨビュー、これで撮影をするために、レフ板持ちや三脚持ちなど、いっぱい助手が必要なのでした。^^v
Mamiya645のセルフ・タイマーで撮りましたので、若かりし日の黒顔羊もゴッセンの露出計を持って写っています。
また、彼とはヨットも一緒によく乗りました。下記は我々が共同で所有している30フィート・クルーザー、"Maiden Voyage II"です。この船の名前はもちろんHerbie Hancockの名アルバム、"Maiden Voyage"からとっています。
K君が艇長、Xylocopalが航海長、私が司厨長でした。この船、「限定沿海仕様」なんですが、「限定宴会仕様」とも呼ばれており、クルーは全員レースよりもビールを飲むほうが好き・・・なので、富貴ヨットハーバーではメイデン・ボヤージではなく「明呑親父」と呼ばれ、決してレースで勝てない船として有名でした。^^;
これにも若かりし日のXylocopalがヨット屋らしいブーツ姿で写っています。
名古屋市熱田区南一番町にて (1枚目)
Asahi Pentax 6x7
SMC Takumar 6x7 105mm/F2.4
Ilford XP2 Super 400
愛知県豊田市西中山町猿田 愛知県緑化センターにて (2枚目)
Mamiya 645 Pro
Mamiya Secor C 80mm/F2.8
Fujichrome Provia (RDPII)
愛知県知多郡武豊町大字冨貴字森万新田 富貴ヨットハーバーにて (3枚目)
Mamiya 645 Pro
Mamiya Secor C 80mm/F2.8
Fujichrome Provia (RDPII)
All scanned by Epson GT-X770
名古屋弁の標準語訳、付けていただいてありがとうございます。
無いと全然分かりません。聞けば分かるかもしれないですけど。。。
しかしKさんは大判をされてたんですか。
スゴイな。
移動するだけでもタイヘンそうだ!
ご友人のKさん、とても温かで優しそうな先生ですね。それに、地元の言
葉が飛び交う診察室って、街の皆さんに愛されているっていう温かな雰
囲気が伝わってきてとても素敵ですね。標準語訳付きの名古屋弁、すご
く楽しいです。^^v
大判自身も大きいのに、大きなレフ板やら三脚やら機材一式を持ち運ぶ
だけでも大変そうですね。でも、記念撮影の皆さんの表情がとても楽しそ
うなので、とても楽しい撮影会だった様子が伝わってきますね。^^v
ふふ、若い頃のNobさん登場ですね。やっぱりお若いですね~。でも、
昔も今と変わらずかっこ良くて温かで優しい笑顔をされていますね。また
Nobさんの昔の写真があったら、ぜひ見せていただきたいです。(*^^*)
ヨットの写真もとても楽しそうですね。キシロさんもお若いな~。こういう昔
の写真を見るたびに、こうして楽しかった日をいつまでも残してくれる写真
って素敵だなって思います。^^v
そりゃ若いですわ、15年ぐらい前ですから・・・まだ髪の毛あるしなあ。^^;
名古屋弁、正確に記述すればするほど、わけがわからんようになりますね。
よく「みゃあみゃあ」と言われますが、実際のサウンドは「めぇあめぇあ」に近い「みゃあみゃあ」なんです。^^v
大判カメラ、このときのハードワークがトラウマになって、いまだに手を出そうとは思いません。^^;
びっくりしましたよ、お久しぶり~。^^vそちらのブログにコメントしておきました。^^
はい、トヨビューなんて機材を使って写真を撮ってるのを見たのはこれが最初で最後でしたね。^^v
いや~、もう大変で・・・^^;あれを見ていたら、絶対に俺には使えない・・・って思いました。^^v
名古屋も熱田区あたりまで行くと、実に気合の入ったネイティブ・スピーカーがいっぱいいますよ。^^
私も普段はそれほど名古屋弁は強くない(え?強いか?^^;)ですが、こっちのほうに行くと、つい強くなりますねえ。
普段使わないボキャブラリーも出てくるし、最高の雰囲気ですねえ・・・^^v
やっぱり30台までは、若いと自信を持っていえるような気がします。
40代になるとかなり怪しくなり、まして50の坂を越えると・・・あははは。^^;
大判、解像感も階調感も、そりゃもう綺麗です。
でも手間を考えると・・・さすがに手を出す気にはなれないですねえ。^^;
患者が診察室で、化けペンを構えて撮る。
想像しただけでおなかが痛くて仕方がありません。
きょう一番たくさん笑えました。
先生の立場上、絶対に他の患者が見ているときには
構えないように。。。