2009年8月10日 赤煉瓦のある風景
2009年 08月 10日
半田名物、赤レンガ建物(旧カブトビール工場)です。
この見事な赤煉瓦の建物を設計したのは、明治建築界の三巨頭の一人、妻木頼黄(つまきよりなか)氏です。
赤煉瓦の建築物としては、全国でも有数の規模を誇る建築物で、実に見ごたえがあります。使用した煉瓦の量は東京駅、北海道庁、横浜赤煉瓦倉庫に次いで日本で4番目の多さなんだそうです。
また、低温発酵のビール工場ですから、安定した温度管理が不可欠、そのための工夫がいたるところにされており、とても興味深い建物です。
3枚目の写真は、5重の空気層を持つ外壁の断面の一部です。
この複壁構造や多重アーチ床(断熱耐火床)などにより、工場全体を外気から遮断し、低温を保つことができるようになっています。
ここを訪問したのは、外気温30度以上の暑い日でしたが、内部の気温は20度前後・・・エアコンなどなかった時代でも、工夫次第で涼しい建物を作ることが出来る・・・
先人の知恵の素晴らしさに、目から鱗が落ちる思いでした。
愛知県半田市榎下町 半田赤レンガ建物(旧カブトビール工場)にて
Pentax 645
SMC Pentax 6x7 90mm/F2.8
Fuji Neopan 400 Presto
Scanned by Epson GT-X770
そういえば昔の建物はエアコンなしなのですよね。
本当に先人の知恵には脱帽ですね。
東京駅、北海道庁、横浜赤レンガは見ているので、
煉瓦量第4位というこの旧ビール工場もぜひ行ってみたいものです。
デジタルblogのほうで拝見した復活カブト・ビールも味わってみたいわ^^
1枚目、レンガがビッシリ!!
中判での描写、きっとネガ見ただけで幸せな気分になれそうですね(^^)
結構な階層みたいですが何階建てですか?しかも5重の空気層なんて凄いものを作っていたんですね~!
機能的な物は美しい!
1枚目、すごい迫力ですね!まるでスペインかどこかの要塞のようで、日
本の風景とはとても思えないです。それにこの写真だけを見てこれがビー
ル工場だったんだよって聞かされたら、さらに驚いてしまいそうです。(*^^*)
2枚目の崩れ落ちた煉瓦に廃墟のような寂寥感を感じられて、とても心惹
かれるものがありますね。^^
今と違ってパソコンや建設用機械なんてなかった時代にこんな優れた機
能を持つ建物を造り上げた先人の知恵と技術力の高さには、本当に尊敬
の念を覚えます。こういう近代建築をデザインだけじゃなく技術的な面から
見るのも、またいろんなことを学べてとても面白いですね。^^
とても重厚感のあるモノクロですね!
↑の御方の仰る通り、要塞みたいです。
どのお写真も切り取りが良いですね。
2枚目のボケもいいなぁ。
こちらに来るたびに、モノクロのフィルム写真を撮りたい!
そう思いますね^^
これまで使っていたスキャナが壊れてしまったため,後継機候補としてGT-X770で検索していてたどり着きました.こちらの写真を見て,GT-X770の購入を即決いたしました(笑).
すばらしい写真ですね.私などは足下にも及びません.中判の緻密さもさることながら,構図やピントのセンス,被写界深度のコントロールを含め,撮影からスキャンに至る技術が,とてもハイレベルで感銘を受けました.ピンぼけやブレ,浅い被写界深度を多用した,自称「おしゃれ」な写真が多い昨今,重厚な写真を見せていただきました.ありがとうございました.
いつでも見に来れるよう,私のところからリンクを張らせていただいてもよろしいでしょうか?
赤煉瓦のクラシックな建物なのに、実用的な知恵が一杯詰まっていて、本当に驚きました。
東京駅、北海道庁、横浜赤レンガ、私も見てはいるのですが、まだ写真には撮っていません・・・^^;
いつか、じっくりと中判で撮って見たい被写体ですね。^^v
カブトビール、半田市内でなら飲めますが、名古屋や他の場所では難しいでしょうね。^^;
一枚目、スキャンした後の生画像を見て、思わず唸ってしまいましたよ。
さすが中判の解像力は違うな~って。^^v
この建物は5階建てですね。オリジナルはもっと大きかったらしいですよ。^^
同じようなアングルでデジタルでも撮って見たんですが、やっぱりかな~り迫力負けしてましたねえ。
中判フィルムって、一枚当たりの単価は高いので、どうしてもじっくり撮ります。
やっぱり出てくる画は、使った時間に比例するみたいですね。^^;
デジタルのモノクロ化とは、なんか違うんですよね、中判でのモノクロ。^^
特にボケていくときのファジーさ、やっぱり撮像面積の大きさがモロに効いてくるみたいです。
手間を考えると、デジタルのモノクロはお手軽で良いのですが、迫力はやっぱり違うかな~。^^v
この建物、間近でじっくり見ると、本当に立派ですよ。
今の時代のお手軽な建築物とは、迫ってくる迫力がまーったく違います。
今度の一般公開は、9月の末だったかな・・・
半田は新美南吉記念館あたりの彼岸花でも有名ですから、一緒に訪れてみるのも良さそうですね。^^v
私も、Nobなんですよ、奇遇ですねえ。
GT-X770、使いやすいスキャナですよ。135判だとスリーブが2列いっぺんにスキャンできます。
しかもブローニーもスキャンできます。
中判って、深度の浅い写真は簡単に撮れますが、絞って精細に描ききるというのも良いですよね。
リンクの件、うれしいなあ・・・エキサイト同志ならとっても簡単なんですけどね。
それではこれからもよろしくお願いいたします。^^v
見て取れて、当時の職人さんさん達の魂まで宿っているようです(^_^)
20℃だと地下水と同じくらいの温度ですよねぇ。人工物で
自然と同じ役割を果たす知恵、すばらしいですねぇ。
そうそう、9月の後半ですよ。
候補がいくつかあるようなので、決まったらまたお知らせしますね。^^v
彼岸花もちょうど良い季節じゃないですかねえ、新美南吉記念館のあたり。^^
そーなんだー、20度ってのは地下水と同じ温度なんですか。^^
そこまではハイテクを使わなくても下げられるってことなんですね。
うーん、勉強になりました。^^v