2009年11月20日 中判蛇腹カメラでお散歩
2009年 11月 20日
そのときにお散歩用中判カメラとして持って行ったのが、この1958年にソ連のクラスノゴルスク機械工場で作られたモスクワ5型です。
元来6x9フォーマットですが、もっぱら中枠を入れて6x6フォーマットで使っています。
中判カメラ、ばけぺん6x7とPentax645も持っていますが、これらを持ち出すと、もはやお散歩という気分ではなくなってしまいます。
特にばけぺん、なにしろ165mmレンズでも付けた日には3Kgを超えてしまうバズーカ砲ですから、それを首からぶら下げて歩くとなると、これはもはや体育系の香りが紛々としてきます。^^;
その点、このモスクワ5型は蛇腹カメラで1kg弱と軽量級だし、専用のショルダーケースもありますので、よりお気楽にお散歩ができる、というわけですね。
ただ、露出計はついていません。ネガ・フィルムであれば、体感露出でなんとかなりますが、この日、モスクワ5型に詰めたのは露出にシビアなリバーサル・フィルム、Fujichrome Velvia・・・
なので、露出の決定は、デジタル一眼レフをポラ代わりに使って行いました。
鞍ヶ池公園名物、まっかっかな名鉄電車です。
上部に白っぽいゴーストが見えますが、これは私のモスクワ5型の業病、漏光です。
赤窓から曝光するのかと思って、魚の目パッドで対策をしてみたのですが、まだ完治しません。
高感度フィルムを入れると、症状が重くなるので、もっぱら低感度フィルム専用機となっています。
坂を上って牧場に向かっていくと、桜の並木が現れます。
ここでも上部に白い漏光が目立っています。この漏光、出るときはかなり出ますし、出ないときは全くありません・・・
再現性があるようなないような・・・
どういう対策をしたら良いもんでしょうねえ。
12コマ中、平均すると2コマぐらい出てきます・・・やっぱり蛇腹にピンホールでも開いているのでしょうか。
お蛇口さま登場です。
デジタルでも撮っていますが、あれはこのモスクワ5型の露出決定用写真ですね。^^
ここから徐々に牧場の策に沿って、下り坂になっていきます。
なぜか、ひこばえの映えた木の幹を見ると写真に撮りたくなる・・・
ひこばえフェチというのもあるのでしょうか。
牧場を下りたところに咲いていた山茶花です。
全体的に洋風な雰囲気の鞍ヶ池公園ですが、山茶花とは珍しい・・・
最後はお約束どおり、記念撮影です。
何しろISO50の低感度フィルムで夕方の暗くなり始める状況ですから、絞りはF3.5開放、少々甘い描写です。
シャッター速度も遅いですから、ちょっとでもモデルさんが動くと、被写体ぶれしてしまいます・・・
良いお天気の鞍ヶ池公園、お散歩中判カメラでのんびりとしたリズムで撮るにはぴったりの場所でした。
お散歩カメラ部の皆様、楽しい一日をどうもありがとうございました。^^v
愛知県豊田市矢並町法沢 鞍ヶ池公園にて
KMZ Moskva 5
INDUSTAR-24 105mm/F3.5
Fujichrome Velvia (RVP)
Scanned by Epson GT-X770
この漏光、フィルム蓋の短辺、ラッチの付いてる辺りって可能性は無い
ですかねぇ。 フィルムが露光されるべく平面で構えてる時ばかりとも
限らないような。
スプール周りも疑ってみては如何でせう。
ウチの自作君も、購ったフィルムバックの一つが、どうも遮光版の挿入口
からお漏らししてるようで、こんな漏光を食らいます。
古い機械と付き合うにはゆるい部分も受け入れてあげないといけないんでしょうね。
ましてソビエト製ですから・・・
決まったときの写りは大きなフィルムのおかげもありますが凄まじいものを感じます。
カメラを向けられた人の表情も心なしかほがらか。
お出かけ鞄に入れて持ち歩きたいです(^^)
この新ベルビアは135判で一度使ったことがあります。
外では問題なしで、室内など光量が下がった時
旧品と比べて、アンダー目で仕上がってきて
使い方にコツがいるのかなぁとか、感じました(^_^)
光漏れ、同じくらいの位置、形ですけど、微妙に違いますねぇ。
私も赤窓がくさいと思います。しかし、対策も万全みたいだし何ででしょう。
絞り開放の柔らかい描写は個性がありますし、原因が分かり
対策が施せるといいですね。
光漏れはご愛嬌ですが、うっかりした人に「鑑定」してもらうと、大変な事になるやもしれませんねぇ^^;
みんなでお散歩フォト、楽しそうですね。そろそろ寒くなりますが、
暖かくして冬という季節を体で感じたいものです。冬になるとつい家
に閉じこもりきりになってしまいます笑。ベルビアノ発色は素敵です
ね。リバーサルの基本色になっています。
蛇口のお写真、デジタルも拝見しました。
フィルムもポジでクリアな写りなので、デジタルと同じ感じかと思いましたが、
やっぱりフィルムとデジタルでは違うのですね。フィルムのほうが好みかな^^
それにしても、モスクワ5のま四角写真は、なかなか味がありますね。
こういうクラシックカメラ、ちょっと使ってみたいですね。
モスクワ5型、赤窓からの漏光が結構あるらしいんですが、どうやら私の個体は違う原因みたいです。
おっしゃるように、背面カバーのどこかが怪しいです・・・
この時代のカメラはモルトなんて使ってないですから、今度しっかりモルトで補強してみようかな。^^
古い機械と付き合うのは、手間はかかりますが楽しいですね。^^
トラブルシューティングが好きな人じゃないと使えないかもしれません。
でも、このカメラのレンズは105mmですから、立体的に写りますねえ。^^v
蛇腹をたたむと、ビジネスバッグにも簡単に入りますよ~。^^v
今のVelvia、昔のVelviaに比べて、緑の発色は違和感なくなりましたね。
135判で使うと若干派手かなあ、と思いますが、120だとナチュラルに見えるのが不思議です。^^
GF670あたりのモダンなカメラと違って、手間はかかりますが、この味わいは楽しいです。^^
ホルガを使うのと、気分的には同じでしょうかね~。^^
昔は、中判撮るときに露出チェックでポラパックを使う人が多かったですよね。
でも、今はデジタルがあるので、随分楽になりました。
ここには、夢遊さんの知ってる人は写ってないですね~。^^
Voigtländer BessaIII、富士のGF670ですね。
スタイル的には似てますが、パララックス自動補正だし、AEだし、ずーっと進歩したカメラです。^^
このモスクワは、初代モデルは、ツァイス・イコンタのデッド・コピーでした。
でも5型になると、イコンタの優雅さよりもソビエトっぽい雰囲気が濃厚になってます。^^v
絞ればもう少しシャープになるんですが、なにしろ高感度フィルムが使えない・・・^^;
私は霊感まったくないので、心霊写真をとったことは一度もないですね~。
でも、これがそうなのか?桑原桑原・・・^^;
中判持って晩秋のお散歩、楽しかったですよ~。
夏には中判持って散歩しようなどとは思いませんが、これからの季節はぴったりですね。^^
ベルビア、昔のベルビアよりマイルドな発色になったような気がします。^^
お蛇口さま、つい撮ってしまう被写体です。
デジタルで撮ったほうはFA43mm、こっちは105mmですから、立体感・遠近感が違いますねえ。^^
真四角写真、大好きです・・・いつか、ハッセルブラードも欲しいです。^^
でも、このモスクワのゆるい写り、楽しめますよ。^^;