2012年5月10日 ウェストレベルなポートレート
2012年 05月 10日
リチャード・アヴェドン、ウォーカー・エヴァンス、ヘルムート・ニュートン、エド・ファン・デル・エルスケン、ロベール・ドアノー・・・
ローライで素敵なポートレートを撮った、伝説的なフォトグラファーたちですね。
マミヤC33のイメージの強いダイアン・アーバスも、ローライを使っていたことがあるんだそうです。
私もローライフレックスを持ったがゆえに、やはりポートレートが撮りたくなったんでありますねえ♪
そんなわけで、いつもモデルをお願いする写真友達のKさんに、煉瓦の美しいノリタケの森に来ていただいたのであります。^^
う~ん・・・さすがに世界の一流プロが使ってきたカメラだけあって、実に気持ちよく写るんであります♪
Kさんのポートレートは何回もご紹介してますが、撮りやすくて撮りにくいモデルさんです。^^;
Kさんはこのか細い身体で、重量級のNikon D700とナノクリズームレンズを振り回すプロ・フォトグラファーです。
何を撮ってもお上手ですが、特に人物写真は素晴らしく、人が輝いている瞬間の表情をしっかり切り取れる方です。
プロが相手ですから、撮影者の気持ちをわかってくれるので撮りやすい反面、下手なものは撮れないという強烈なプレッシャーも感じる、と言うわけです。^^;
Kさんを撮りながら、なぜ世界の一流カメラマンはポートレートに二眼レフのローライを使うのか、考えてみました。
やはり、ウェストレベルで撮る、というのが大きいように思います。
お辞儀をしながら下を向いて撮影するわけですから、視線をモデルさんとダイレクトに合わせない・・・
そのために、モデルさんにプレッシャーを感じさせず、自然な表情で撮れるってことじゃないでしょうか。
また、シャッターを切る瞬間もファインダーがブラックアウトしないと言うのも大きいです・・・目をつぶったかどうか、ぎりぎりまでチェックできます。
もちろんウェストレベルはいいことばかりではなく、ファインダーに写る像は左右逆像ですから、慣れが必要ですけどね。^^
今回使用したフィルムは、Ilford Pan F Plus 50、ISO50と言う低感度・微粒子フィルムです。
このフィルム、実に人物を撮るのにはむいてますねえ・・・実に良いグラデーションです。
イルフォードのフィルムはどれも階調が豊かですが、このフィルムのシャドウの粘りには物凄いものがあるような気がします。
気持ちの良いトーンが出てくれたので、セピアを20%入れて、温黒調に仕上げてみました。
曇り気味でシャッター速度が稼げませんでしたが、ポートレートなら絞りは空け気味で撮るし、フラットな光線は影が出にくいので、かえって好都合でした。
Kさん、モデルを勤めていただきどうもありがとうございました~、また撮らせてね♪
名古屋市西区則武新町3丁目1-36 ノリタケの森にて
Rolleiflex Automat MX
Zeiss-Opton Tessar 75mm/F3.5
Ilford Pan F Plus 50
Scanned by Epson GT-X770
ただ撮るのではなく、ただ撮られるのでもなく。。
Kさん、素敵♪
詳しい事はいつものように分かりませんが、笑
Portraitに合った色合いだと思いました。
そうそう、ポートレートって、フォトグラファーとモデルの共同作業で、どちらにもなかなか気合が必要ですよねえ、簡単じゃないわ~♪
Canさんにもモデルやってもらおうかな、まだ中判では撮ったこと無いもんねえ、あはは。^^;
私も挑戦してみますね~。^^
にょほほほ、写真を撮りたくなるかどうかもモデル次第、このことであります♪
二眼レフはポートレート撮影には抜群ですね~、ローライはもちろんですが、国産のリコーやミノルタ、ヤシカも良いですよ♪
ただ、万能なのはやはり一眼レフかな・・・645は良いカメラですよ~、まずこいつを使いこなしてやってくださいな。^^v
はい、プロのフォトグラファーさんですが、モデルとしても存在感抜群なんであります♪
一眼レフでももちろん良いポートレートは撮れますよ、ただ、二眼レフの方が強いて言えば撮りやすいかなって、感じです。^^
ローライフレックスはやはりポートレートに向いたカメラですね~♪
Kさんはポージングも自分で考えてやってくれますので、怠慢フォトグラファーにはとてもありがたいモデルさんです。^^v
せっかくニャしかマットをお持ちなんですから、ぜひ人間のポートレートも撮ってみてくださいな~♪
あれは操作感覚もほとんどローライフレックスなので、使いやすいと思いますよ。^^v