2012年9月26日 顕微鏡観察に特化した研究所
2012年 09月 26日
八角尖塔を頂く木造二階建のこの建物は、日本の細菌学の先駆者、北里柴三郎氏が大正4年(1915)に芝白金三光町に建てた研究所です。
今は明治村に移築されておりますが、よく見るとユニークな特徴があるんですね・・・建物の正面、つまり南側が廊下になっています。
これは顕微鏡観察のための措置で、光を変化の少ない北面から採り入れる方が良いとの考えによるものなんだとか・・・
普通、日当たりの良い南側は居室に当てて、廊下なんてものは北側で十分、と言う設計になると思うんですが、細菌学の権威ともなると、考えることが下々の人とはかな~り違うようです。^^;
愛知県犬山市 博物館「明治村」 北里研究所本館・医学館
Rolleiflex Automat MX
Zeiss-Opton Tessar 75mm/F3.5
Ilford Pan F Plus 50
Scanned by Epson GT-X770
うちの工場も北向きですけど
午後からのユルイ日差しが柔らかくていいです(^_^)
北向きの窓は光が均一なので、画家にとっても良い光線が入るって聞いたことがありますよ。
いけみ工場も、洗濯物の仕上がりをしっかりと見極められるように、わざと北向きに作ってあるんでしょうか~♪
光にこだわる方としてみれば、理にかなっているんでしょうねえ、北側の部屋って。^^;
でも、あったか~くあかる~く過ごしたい人には承服しがたいレイアウトだと思いますけどね。^^;