2014年7月23日 虎の作りやうは、夏をむねとすべし
2014年 07月 23日
岡崎市の農業大学校で見かけたヰセキ製のトラクターです。
機関部に大きなベンチレーションオープニングがあります・・・イタリー製のSAME同様に空冷エンジンなんでしょうか・・・
気になったので早速、ネット上にあるトラクターデータベースで調べてみました。
このトラクター、どうやらISEKI T7000と言うタイプのようです・・・でも、液冷ディーゼルですねえ。^^;
うむ~、まあ確かに風通しの良い方が冷却効率はいいんでしょうけどね。
また、このT7000、煙突の造形もユニークですねえ・・・舶来虎では見たことのない不思議な形、こちらもメッシュグリルで涼しげでした。
やはり蒸し暑い日本で作られたトラクターは、涼しげに作られているのかも。
「徒然草」の中で兼好法師は、「家の作りやうは、夏をむねとすべし(家は夏向きに建てるべきだ)」って言っております。
トラクターも家と同じなのかもしれません。^^;
愛知県岡崎市美合町並末1-2 愛知県立農業大学校にて
Rolleiflex Automat MX
Zeiss-Opton Tessar 75mm/F3.5
Ilford FP4 Plus 125 (EI 50)
Ilford Perceptol (1:2 Diluted, 11.5 minutes at 28 Deg.C.)
Scanned by Epson GT-X770
Post Processed by Adobe Lightroom 5.5
人間はともかく、物や機械には、夏のほうがよほど過酷なんでしょうね。
この虎、なんだか国産のにおいがしません。
フレームもがっちりしているし、気の利いた舶来の印象です。
不思議ぃ~
ローライテッサーならではのリアリティのある描写でございます!
ポストプロセスの色味が、イセキの青と夏の青が、実に絶妙にコラボしていて、素敵ですね~!
これは、あの農業大学のイセキ君ですね~!
あまり見かけない面立ちです。
なんといいますか、比較的モダンなのですが、古き時代の虎のDNAを秘めているような・・・。
このグリル、水冷用のラジエータのエアーインテークでしょうかね?
トラクターって、車のようにスピードを出さないので、冷却効率は悪いと思うんですよね~。なので、必要以上に外気インテークがあったりしますね。今であれば、馬鹿でかいファンが付いてますね~^^;;;
さすが師匠、粋なのであります^^
確かにこのイセキくん、隙間が多いですね^^;
空冷エンジンを思わせるデザインです。
マフラーにも焼けど防止の安全対策にようなガードが付いてますね。
どこか的外れなデザインに好感がもてるのでありました~^^;
そして、イセキブルーが涼しげ~♪
そーなんですよね、暑くて死ぬ人はいませんが、寒いと死ぬ人が出て来ます・・・冬の方が厳しいと思うんですけど、ねえ。^^;;;
ヰセキの虎って、国産の中では比較的バタ臭い造形が多いような気がしますね、クボタやヤンマーとは違う感じです♪
そーそー、Tessarの立体感はPlanarのそれに比べると地味なんですが、でも味わい深い浮遊感がありますよねえ♪
なはは、そっか~、虎の走行速度って、遅いですよね、液冷エンジンと言えども、通気性をよくして冷却効率を高めないといかんのかも。^^
いやはや、高校時代は古典は赤点だった癖に、みょ~なことだけよく覚えておりまして・・・タイトルに使わせてもらいました。^^;
ヰセキのトラクター、確かに優等生デザインが多い日本の虎の中では、異例にファニーフェースが多いんですよね、私も好きです~♪