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Silver Oblivion

黒顔羊フォトギャラリー、フィルム写真別館です。自家現像白黒フィルム写真を毎日更新しています。


by Nob, a.k.a. Black Face Sheep

2015年7月19日 微妙な距離感で存在する二つの球体

2015年7月19日 微妙な距離感で存在する二つの球体_b0175964_16282072.jpg

2015年7月・・・48億Kmの空間を越え、ついに人類は冥王星系に到達した・・・ユイ・アフテングリ著『星間文明史』
なんちてね。^^;

私、実を言うとSFオタクでした・・・特に、ハードSFと呼ばれるカテゴリーが大好きでした。
舶来ものだとロバート・A・ハインラインから始まって、ラリー・ニーヴン、ジェイムズ・P・ホーガンあたりの作品が大好物でした。

日本人なら、やはり光瀬龍さんですね。
特に「たそがれに還る」をはじめとする「宇宙年代記」の一部を構成する作品が好きでした。
何しろ、どれもタイトルがめっちゃストイックでかっこいいんですよ。
「残照1977年」 「墓碑銘2007年」 「幹線水路2061年」 「標位星2197年」「シンシア遊水地2450年」「辺境5320年」などなど・・・
タイトルを見ているだけで萌えます。^^v
ちなみに冒頭のフレーズは、このシリーズのお約束で、ユイ・アフテングリと言う架空の歴史家が書いた「星間文明史」をリーパクしたものです。^^;

それゆえ、今週の火曜日、ついに人類がついに冥王星に到達した瞬間は、実に感動しました。
2006年1月に無人探査機「ニュー・ホライズンズ」が打ち上げられ、その後48億km離れた冥王星まで9年半かけて接近しました。
2014年12月に最後の休眠モードから覚醒したのを知り、その後は定期的にNASAのウェブサイトをチェックしていました。
そして、日本時間2015年7月14日の20時49分頃に冥王星とその衛星のカロンに最接近・・・もう、壮大なロマンなんであります。

さて、この写真はその最接近の直前に撮ったものです。
名古屋駅のミドランド・スクエアのの横にある二つの玉っころが、冥王星とカロンに見えたんですよね。^^;

カロンは冥王星の第1衛星ですが、衛星にしてはやたらサイズが大きいです・・・冥王星の直系の半分ぐらいあります。
また共通重心が冥王星とカロンの間の宇宙空間にあるため、冥王星およびカロンは二重惑星であるとの解釈もできるんだとか。
宇宙空間で見ても、かなり近い距離に対峙しているんであります♪

ミドランドスクエア横の玉っころたちも、その近からず遠からずの距離感が微妙でした・・・
手前の玉っころがカロンで、後ろのやや大きめな玉っころが冥王星に見える、というのはこういうわけなのであります♪

閑話休題・・・
久しぶりにRolleicord Vを持出してみました。
これに装着されているSchneider Kreuznach Xenar 75mm f/3.5、相変わらず繊細な描写をしてくれますね~♪
街中でスナップをするには、この軽快さが非常に楽なんでありました。^^v

名古屋市中村区にて
Rolleicord V
Schneider Kreuznach Xenar 75mm f/3.5
Neopan 100 Acros (EI 100)
Naniwa ND-76 (1:1, 10.5 min. at 20 deg. C)
Scanned by Epson GT-X770
Post Processed by Adobe Lightroom 6.0 CC
Commented by 皐月の樹 at 2015-07-19 10:13 x
遂に来ましたよね~!
人類も、ついについに、太陽系の最外郭までやってきたんですよね~!科学史にもまたひとつ大きな足跡が刻まれました♪
48億kmって、想像も付かない距離ですよね~!
そんな距離を超えて、無事に到着した事に驚きと希望が溢れます。このニューホライズン・・・残念ながら地球には帰ってきませんが、その姿を是非見てみたい・・・そんな気持ちになりますね~!
多分、とんでもなく傷だらけ・・・人類史上初で道を切り開いてきた壮絶な歴史が刻まれている・・・そんな風に思うと見たくてたまりませんよね~!

なるほど~!冥王星とカロンですか!
この付かず離れずのバランス、確かにそう見えますね~v^^
宇宙は永遠のロマンですね♪
でも・・・いつか我々にもそれを身近に体感できる日が・・・来るのでしょうかね~?v^^
Commented by golden_giraffe at 2015-07-19 22:47
二つの「球」が、不思議な存在感を放っていますね。
その両脇を、日常のように歩行者が通り過ぎてゆく…
日常と非日常感の両方が入り混じって、奇妙な魅力を感じる
写真になっていますね。
冥王星…遠すぎて画像が見られるとは想像もしていませんでした。
今は氷の塊でも、活動していた時期もあったんでしょうね。
Commented by film-gasoline at 2015-07-19 23:10
どほほほ~、なんともシュールなお写真ですね~^^
まるでこの人たちには、このみょうちくりんな球が見えないかのようであります^^;
「ニュー・ホライズンズ」やりましたね~。
天体好きの私も久しぶりにワクワクしました。
SF小説って面白いんですが、お頭が良くないのでついて行けず、いつも途中で投げ出してました^^;
Commented by blackfacesheep at 2015-07-20 10:43
皐月の樹さん、こんにちは。^^
もしニューホライズンが地球に戻って来れたら・・・そして博物館に展示されたら・・・人気が出そうですね。^^
冥王星探査機、やはりお金がかかるせいで、なかなか送れないようですね・・・う~ん、ちょっと寂しい。^^;
Commented by blackfacesheep at 2015-07-20 10:45
金の麒麟さん、こんにちは。^^
この場所、気に入ったので、しばらく通行人が面白い配列になるまで待ってました・・・10分ぐらいでしたね。^^
冥王星の探査情報、遠いので送るだけで大変なようです・・・最終的には来年の早春まで続くそうですね♪
Commented by blackfacesheep at 2015-07-20 10:47
フィルガソさん、こんにちは。^^
ここを通勤経路にしている人にしてみれば、毎日見かけるたまっ頃で、撮ろうとは思わないんでしょうね。^^;
ハードSFって、確かに途中で投げ出しかねないムズカシサに溢れた作品も多いです・・・私も途中棄権、多いです。^^;
Commented by gucci at 2015-07-22 05:06 x
実は私もSF大好きで、SFと言えば、スタートレックファンなんですw
こういう球体見ると、ワクワクしちゃいますよねw
しかし、この描写は流石です♪
Commented by blackfacesheep at 2015-07-22 15:45
gucciさん、こんにちは。^^
お~、スタートレックのファンでいらっしゃいましたか、私も昔から好きでしたよ~、特にミスター・スポック♪
XenarもTessarと同じレンズ構成なんですが、Tessarほど迫力のあるシャープネスではなく、より繊細ですね。^^
by noblivion | 2015-07-19 05:00 | Snap Shooting | Comments(8)