2015年10月5日 黄昏の二重螺旋
2015年 10月 05日
高感度なKodak Tri-Xを入れると、こういう時間帯の写真が撮りたくなります。
これは広小路通りの柳橋交差点西詰から、笹島交差点のスパイラルタワーを眺めたところですね。
このスパイラルタワー、見る角度によってさまざまに見え方が違う、実にフォトジェニックな建物なんであります。
それにしてもトライX・・・まさしく昔から愛されてきた白黒フィルムの定番だけあって、鬼のように広い階調が気持ち良いです。
この雲を見たとき、こりゃしっかり階調を写し取って、発狂系で仕上げよう、と思ってしまいましたよ。^^;
現像してみたら、思った通りのトーンでした・・・さすがのトライXなんでありました♪
名古屋市中村区 広小路通にて
Nikon F3
Ai Nikkor 55mm f/1.2
Kodak Professional Tri-X400 (EI 400)
Fuji Super Prodol (SPD)(1:1, 9 min. at 20 deg. C)
Scanned by Epson GT-X770
Post Processed by Adobe Lightroom 6.0 CC
この黄昏の空は、迫力ありますね~!
そして、このスパイラルタワー!街路樹越しに見ても存在感抜群です!
仰るとおり、この建物は見る角度、時間帯によって様々な表情を見せてくれますね~。
怪人21面相なんでございます~^^;
Try-Xに描かれる空の表情は、実に色っぽいと思います。
T-MAXよりも雲の質感が1段と強調されるように思います。
Kodakが描く空・・・好きなんですよね~^^;
おー!!
おぞましい感じの空ですね。
デジタルが進化して色々と楽しめるようになりましたが
結局は、階調が一番大切なのはカラーもモノクロも同じなのでしょうね
今後もっと鬼のように広い階調を持つデジタルが出たらいいんですけど。
スパイラルタワーって、名古屋駅側から見るより伏見方面から見るほうが異相で楽しいですね~♪
T-MAXの滑らかさも素敵なんですが、やっぱり写真的な面白さだとTri-X400の粒状感かな~って、思います。^^
夕方になるとドラマチックな風景が撮れますよね~、また確信犯的にこの時間にTri-Xを詰めたカメラを持って繰り出そうか、と思ってます♪
値段はかなり高くなりましたが、それでもたまには使いたくなるフィルムですよね~。^^
はい~、とっても禍々しい空なんであります、怪獣が出てきそうな空ですよね。^^;
デジタルの進歩はとっても早いですから、遠くない将来に、鬼のような階調感を伴ったデジタルも出てくるんじゃないでしょうか♪
この夕景を見た時の直感通りの写真が撮れてとてもうれしいです・・・デジタルだとこうはいかなかったかも♪
沈みゆく太陽の周りの雲の階調、さすがのトライXなんでありました♪
わはは~、こういうクロスプロセスまがいのポストプロセス、仲間内で発狂系と呼んでいるんですよ。
純黒も渋いし、温黒調や冷黒調も独特の味わいがあって好きなんですが、時々このスプリットトーニングの発狂系をやりたくなります。^^;
あはは~、Lrのスライダーを動かしながら、私も「この近未来的な風景はリドリー・スコットの世界観だな~」って思ってました。^^
未来的なんだけど、どっか暖かくて人間臭い・・・フィルムならではの味わいかもしれません。^^