板塀に落ちる冬の影
2019年 02月 06日
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実物を見てみたいです。カラーバージョンもありますか?*^^*
こういうシーンが大好きで何度か訪れた鞆の浦では夢中になって
シャッターを押しまくった記憶があります^^;
私程度の感覚でもどこかノスタルジックな銀塩らしい写真が撮れましたもの(汗;)
続編を期待しております^^
私が子供の頃、板塀の防腐剤としてコールタールを塗っているお宅をよく見かけました。
木製電柱、枕木、棒杭、ゴミ箱などもコールタール。以前、とある下町を散策している途中、板塀
からコールタールの匂いがして、子供時代の思い出が蘇りました。プルースト効果ですね。
春日八郎『お富さん』(歌舞伎演目『与話情浮名横櫛』から)のお宅は『粋な黒塀』とありますので、
伝統的な『渋墨塗り』だったのでしょう。
江戸時代の風俗・事物を記した『守貞謾稿』に、江戸中の板塀を塗り歩く職人『墨渋屋』の様子が
描かれています。
参照:国立国会図書館デジタルコレクション『守貞謾稿』巻6(コマ番号=35) 右ページ『墨渋屋』
昔の日本の街並みには、こういう風雨にさらされて良い面相になった黒板塀がありましたよね。
この住宅街は古いものがまだ残っていて、フィルム写真を撮る際の良い被写体になってくれます♪
そうそう、黒板塀にはコールタール、一般的でしたね、あの匂いを嗅ぐと、私もプルースト効果で子供時代のことを思い出します。
昔の日本では、『渋墨塗り』だったのですか・・・考えてみればコールタールは石炭化学製品ですもんね。
日差しがちょっと強くなってきましたよね、光蜥蜴さんたちも居心地が良さげでした。^^
そう、これはフィルムじゃないと撮らないかも、デジタルじゃこういうトーンになりませんからね♪